2月の協議会定例会は「高齢化・役員のなり手不足」について話し合いました。
昨年度、各マンションでこの問題が起きているか状況を把握し、不安や困っていることについて情報交換、実行している対策を紹介しながら、解決に向けて意見交換を行いました。その結果、7割ほどのマンションで高齢化が進んで役員の成り手不足が起きており、輪番制で対応が難しくなっている状況や、理事会の運営管理能力の低下が心配されていることがわかりました。
今年は、昨年の議論を振り返りながら、こうした課題の対策として「役員選任方法・条件の改善」「理事の外部(第三者)委託」「高齢者ケアの対応」など、私たちが今後どのように向き合っていけば良いかのヒントを探ります。
<2月定例会>
1.昨年のレポートから
「高齢化・役員のなり手不足」で何が起きているのか
2.各マンションの状況について
3.意見交換 解決の方向性について
1昨年のレポートから
協会参加の管理組合では、7割ほどのマンションで、高齢化や役員のなりて不足が起きています。そのため輪番制で順番が回っても、高齢者が多く理事を任せられない現象が起きていることがわかりました。背景には、居住者や管理組合の役員が高齢化していることやコミュニティ意識の欠如や無関心層が増加しているという声が聞こえました。
なり手不足は、将来の管理組合運営が難しくなることが予想されており、対処が求められています。
こうした中で、各マンションでは、
・管理費・修繕積立金の滞納問題が発生した場合は、先延ばしにせず早急に回収する
・役員の半数改選や3年以上の継続など複数年任期を採用している
・理事の立候補と輪番制を併用している
・高齢者の見守りサービスを行なっている
こうした対策に取り組んでいるマンションも出ています。
今年のアンケートでも、同様の声が集まりました。
昨年と同様に担い手不足が進んでおり、理事会の運営が今後難しくなるとの不安が半数程度
管理費や積立修繕金の不足などに対する不安も半数程度
住民の当事者意識や関心の低さを指摘する意見も半数程度ある
担い手不足に対して、役員の選任方法の改善策についても話し合われました。
「役員に報酬を払う」が最も多い
「役員の複数年任期」や「立候補制と輪番制の併用」
今後も、高齢化が進む中で、どのような対策があるのか、継続的な取り組みが求められています。
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