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「マンションの⻑寿命化」に向けた給排水設備改修を考える

更新日:2022年9月21日

 マンションを大切に使っていけば「100年は十分に使える」と言える時代になりましたが、わたしたちのマンションの給排水管自体は、本当に100年持つのでしょうか。マンションを長持ちさせるためには、どのようなことに注意をしていけば良いのか。(有)マンションライフパートナーズさんに「⻑寿命化のための給排水設備改修工事」の話について伺いました。



「マンションの⻑寿命化」に向けた給排水設備改修を考えるポイント

・給排水管には寿命がある

・建物を大切に使うとは、パーツを総入れ替えすること

・マンションには固有の治し方がある

・マンションを長持ちさせるために

(有)マンションライフパートナーズHPより)


(有)マンションライフパートナーズ 柳下雅孝さん 設備設計一級建築士


時代の変遷から考える 

中途半端では長寿命化できない

100年持つ完全改修とは

専有配管更新

オプション方式の限界

工事価格

といったお話をいただきました。


時代の変遷から考えるマンションメンテナンス

1983年頃がマンション大規模修繕の元年で、この当たりから修繕の重要性 が語られるようになったそうです。昭和の時代に建築されたマンションが築50年を安心して迎えるためには、築40年代の取り組み方が重要だそうです。経年変化で様々な物理的な劣化が顕著化・顕在化し、生活への支障や、安全性を脅かす事が起こってきます。


給排水管には寿命がある

マンションを大切に使っていけば「100年は十分に使える」と言える時代になりました。しかし、残念ながら昭和生まれの給排水管自体については、絶対に100年持ちません。

「住まい」を安心安全・快適に末永く使っていくために、パーツの一つである設備配管は、いずれ「総入れ替え」をする時がやってきます。



建物を大切に使うとは、パーツを総入れ替えすること

「建物を大切に使う」とは、大変ですが「パーツ」を総入れ替えすることを指します。延命策や後送り的発想は、必ずしも効果的でなかったということは、これまで苦労されてきた高経年のベテラン管理組合さんたちの教訓であり、時に割り切りも大切です。一般論や自分にとって都合のよい情報のみに囚われず、自分のマンションの特性を正しく理解し、少し先のことを考えた上で総合的な判断をしていくことが、結果として修繕積立金の節約になります。





マンションには固有の治し方がある

マンションは千差万別、隣のマンションがそうしたからと言って、うちのマンションにもそれが似合うとは限りません。高経年には高経年なりの、そのマンションにはそのマンション固有の治し方があるのです。


ご紹介いただいた事例




オプション方式の限界とは



100年持つ完全改修とは



資産価値が上がるとは、

今ある建物を愛されるものに変えていくこと

このような素敵な循環の入口に建物や設備の 劣化がある訳です。劣化はチャンスです。 劣化が無かったら、コミュニティは衰退します。 「人に愛される建物を造る」ことよりも、 「今ある建物を愛されるものに変えていく」。 「資産価値が上がる」とは、そういうことだと 考えております。 人は誰しも愛されたいと思うものです。 古いマンションだってそう思っているに 違いありません。


((有)マンションライフパートナーズHPより)





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