日時:2019年9月21日 10:00-11:30
団体:アリーナコースト管理組合 防災委員会 (マンション協議会加盟)
主催:東京都総務局防災部防災管理課
進行:株式会社イオタ
講師:本瀬正和先生(株式会社防災ネットワーク研究所 代表取締役)

2019年9月21日に、江戸川区臨海町のアリーナコースト(432世帯)で、東京防災学習セミナー みんなで進めるマンション防災 が開催されました。
このセミナーは、大災害への備えに向け、防災を学ぶために防災専門家が地域の団体を訪れ、防災に役立つ講義やグループワークを行うものです。
今回は講師として大規模マンション防災アドバイサーの本瀬 正和先生をお迎えし、3.11被災時のタワーマンションで起きたことや阪神淡路大震災で被災した体験、東日本大震災で仙台のマンションの自主防災組織の対応などの実践的な体験と豊富な知識や研究から、アリーナコーストのマンション防災のヒントをたくさんいただきました。
参加メンバーは、アリーナコースト(理事会・長期修繕委員会・防災委員会・フロア担当)29名に、マンション協議会より2名で31名が参加しし、リアルな体験談に熱心に耳を傾け、被災した際のマンションで行動できるためのヒントを学びました。
テーマ 今日のテーマは『みんなで進めるマンション防災』です。
本瀬先生の講義は、ズバリ”起こりうる事態から想定されるリスクにどう対応を実施できるか”というアプローチで、とてもわかりやすいものでした。
前半は、先生の体験談として3.11被災時のタワーマンションで起きたことや阪神淡路大震災で被災した体験、東日本大震災で仙台のマンションの自主防災組織の対応など、どんなことが起きるのかといった被災時のイメージを持ちながら、現場で本当に必要になる方法に切り込みます。
現場で本当に必要な安否確認の方法、被災後に実際に起きるトイレ対策が招くリスク、被災した際に必要となる名簿の大切さ、といった聞き手がリスクをまるでその場にいるように伝えてくれます。

後半は、 本瀬先生にマンション防災の基礎知識の全体像を解説いただきました。 たくさんの体験談や事例を研究された結果から「真のリスクは何か」「本当に実施できるか」といった視点でレクチャーをいただき参加者の皆さんは熱心に聞いていました。
<本日のセミナーアジェンダ>
・マンション防災の基本
・リスクから考える自宅防災
・リスクから考えるマンション防災
マンション防災「基礎編」
1マンション防災の2つの視点
①実施内容から見たマンション防災
②リスクから見たマンション防災
2実施内容からマンション防災を考える
①フェーズ(いつ)
被災直後・被災数日後・被災数ヶ月後
②実施事項(何を)
ハード・ソフト・ハート
③実施部門(誰が)
自助・共助・公助
3マンションリスクの内容
①ハザードマップ立地条件
②マンションの耐震評価
③実施内容のリスク
こうした活動を行うには、日頃から集まって話し合ったり交流することで作られる関係が大切とのことでした。
最後は、参加者の皆さんから質疑応答を行い、普段聞く
ことのできない防災に関して教えていただきました。
最後は、参加者の皆さんから質疑応答を行い、普段聞くことのできない防災に関して教えていただきました。
講義資料 「みんなで進めるマンション防災」など、
「東京マイタイムライン」キット、セーフシティ東京防災プラン2019、アンケート

本瀬正和先生
株式会社防災ネットワーク研究所 代表取締役
一般社団法人 防災事業経済協議会 マンション防災部会担当 東京大学生産技術研究所 目黒研究室
RC77マンション防災ワーキンググループ担当 2017年度 RC77マンション防災ワーキングチーム
報告書執筆中(中削除)
マスコミ記事・出演
朝日新聞 2016年10月5日 「マンション 問われる防災力」 NHK-BS1 2017年11月11日NHKスペシャル 「MEGA CRISISⅡ特別編」
NHK総合 2019年3月11日 首都圏ネットワーク「防災特集」
Comments