防災モデルマンションとは

 

では、被災時に対応できる「防災モデルマンション」にはどのようなことが必要になるのでしょうか。

1人材と推進組織

「自主防災組織」が立ち上がり、継続した活動と運営がされているといった、マンションに必要な防災体制が構築されていることが必要です。

2行動計画と実践

被災した際に、マンション内で想定される必要な対応が取れるようになっていることが求められます。

3「防災活動のステージ」

 参加するマンションの防災活動の取り組みをステージに分けて、必要な活動を推進していくことを検討しています。

ステージ 活動レベル

 導入   防災を進めていく活動を起こす

 初級  防災推進チーム組織が立ち上がる

 中級   防災推進組織が持続的に活動を行う

 上級  防災モデルマンションを実現している

とくに、「自主防災組織がない」「防災組織があるが活動が休止している」といったマンションに対して、防災活動が立ち上がり継続していく取り組みの支援が必要です。

推進のポイント

 

 マンション協議会で2016年に実施した参加管理組合の防災調査の結果からわかったことは、次の点です。

 

1地域に自主防災活動の基盤を作る

2 防災ネットワーク・交流会・勉強会の運営を行う

3情報発信を進め、推進体制を構築する

4「事業の優良モデル事例」を知らせていく

5普及実施率を上げる「有効な手法」を追求する

 

 こうした声に応えるため、マンション協議会では参加管理組合に声をかけ、2018年下期より震災リスクに備えた「防災モデルマンション」をつくり広める“あんぜんマンションプロジェクト”の準備を進めてきました。

 準備活動において各マンションとの意見交換を進め、地域に自主防災活動の基盤や交流が広まるにはどのような「場づくり」が必要か、またどのような活動内容が良いかを話し合いました。そうした中から大切なポイントと考えられるのが次の5項目です。

a)防災リーダーとともに・・・地域の防災リーダーが集まる場を通して、解決へ向かう人が増えてていくこと。

b)知識を学び会う・・・住んでいる地域の震災リスクを知り、どのような行動をとる必要があるかを知ること。地域のマンション防災の事例を学ぶこと。

c)アクションプログラム・・・住民に伝える方法を学び実践し、マンション内で防災への関心を高め、自助共助の防災行動を促すこと。啓発資料の配布や防災訓練などのプログラムを推進すること。

d)組織の作り方・・・理事や住民と対話の場を作り広め、参加者を増やしていくこと。組織づくりを進めて防災組織の設立、総会での承認を通して運営体制の設立をはたらきかけること。

e)継続・・・定例の意見交換を開くなど、活動が継続的に運営する仕組みをつくること。防災訓練など住民が参加できる定期的な活動を小さくても継続していくこと。

2019年度マンション協議会では、参加している管理組合の皆さんとこうした活動を、対話を通してつくり広めていく事業を進めています。