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【2月検討会】高齢化と役員のなり手不足の解決へ向けて

 みなさんのマンションでも高齢化による役員のなり手不足を始め、さまざまな問題を抱えているのではないでしょうか。今後、住民の高齢化が増えていく中で、マンションの管理や運営面から解決すべき課題と解決法とはどのようなものでしょうか。

 マンション協議会に参加する管理組合のみなさんにこうした状況に対してアンケートに答えていただき、その上でグループワークを通して、解決への視点を探りました。



グループに分かれて「高齢化と役員のなりて不足」について意見交換をしました。


管理組合の現状からからいま見えてくることとは

「高齢化と役員のなり手不足」に関するアンケートを実施。

今、起きていることを把握しました。


高齢化・役員のなり手不足でどんなことが起きているのでしょうか

輪番制でも高齢化のため、役員のなり手が不足していることがわかります。このままマンションが経年していくと、いずれ理事会の運営体制のなり手が減少し運営に影響が出ることが想定されます。


(主な回答)

輪番制で順番が回っても、高齢者が多く理事を任せられないことが発生している(70%)

居住者や管理組合の役員が高齢化している (65%)

コミュニティ意識の欠如や無関心層が増加している(65%)




高齢化や役員のなり手不足に対して、不安や困っていることとは

困っていることは、「なり手不足」「高齢者の適性」「対応の難しさ」「コミュニティ・自主的な参加が薄い」「デジタル化の難しさ」「意識について」といった問題が上がりました。

とくに、孤独死や認知症・詐欺など高齢者特有の状況が発生している点や第三者機関への相談もなかなか進まない現j橋が見えてきました。



実行している対策とは

各マンションで実行している主な対策には、どのようなものがあるでしょうか。

役員の半数改選や3年以上の継続など複数年任期を採用している(52.6%)

管理費・修繕積立金の滞納問題が発生した場合は、先延ばしにせず早急に回収する(52.6%)

理事の立候補と輪番制を併用している(36.8%)


また、「理事になれない方に負担金をお願いする」「役員報酬を適正に支払うことで知識と経験の高い住民に常任してもらっている」「外部の専門家を活用する」といった対策は、あまり進んでいないことがわかりました。


あなたが解決に難しいと思う点は

各管理組合が回答した解決に難しい主なポイントは下記の通りです。

「高齢化で役員の役割を担えなくなる」「認知症への対処」「高齢化を進める上での基準や規約改正」「代理依頼は難しい」「高齢化で費用捻出が難しい」「理事の外部からの招聘が難しい」「理事会の業務負担が大きい」「管理組合の体制や運営面」「管理組合役員や住民の意識が低い」「現役世代の参加が集まりにくい」