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執筆者の写真anzenmanshonproject

なぎさ防災・減災ガイドが完成しました

 なぎさニュータウン(江戸川区南葛西)では、2015年以来7年ぶりとなる防災・減災ガイドを発行しました。この防災・減災ガイドには、みなさんのマンションでも利用できそうな工夫が詰まっています。その一部をご紹介します




2022年度版「暮らしのしおり 防災・減災ガイド」とは


地震と風水害に対応するガイダンス、籠城在宅避難の知恵が掲載されています

全世帯に配布されていて、被災した時の対応が住民に配られています。また、風水害対策でハザードマップと広域避難について対応が説明されています。

被災時には在宅避難をするためのトイレ対策や備えておきたいものなどもまとめられています。



バインダー形式で、見やすく整理されて使いやすくなりました。



◆2022年版防災・減災ガイド…新たな取り組み

 2019年、江戸川区が水害ハザードマップを発行したことを機に、なぎさでも風水害対策の強化を始めました。

新たに「風水害編」を追加し、地震災害と風水害の違いを明確に説明した。

「風水害は予測できるが、地震は予測できない」

風水害の被害経験が少ない住民を意識し、なぎさでの台風被害の写真を掲載し、さらに、日頃通っているマンションの広場が3m浸水したイメージ写真も掲載しました。

それ以外にも、「籠城・在宅避難の知恵」では、食材をポリ袋に入れて湯せんする「ポリ袋料理」の紹介、情報収集のためのお役立ち情報のホームページ紹介、災害用アプリ紹介等も行いました。

従来なかったペットの在宅避難も追加した。ペットを飼育している住民とペットを飼育していない住民、双方の立場から執筆しました。


◆2022年版防災・減災ガイド…防災以外の工夫

  ①住民の高齢化を考慮し、文字はユニバーサルデザインの書体を使用。

   ②従来のA5サイズからA4サイズに大型化し、イラストを多用。

③2穴バインダー形式に変更し、ページ単位の差し替えや追加を可能に。

  (必要ページだけの印刷となるため、印刷コストも軽減可。) 


これまでの取り組みは

◆2015年版防災・減災ガイド。

  2012年版発行以降、住民から寄せられた防災対策に関する疑問・質問を

追加掲載しました(ガスマイコンメーターの復旧方法等)。

その他、東京都が発行・配付した「東京防災」の記述をなぎさ仕様に書き換え

て掲載し、なぎさ住民による、なぎさ住民のための防災・減災ガイドのレベル

アップを図りました。


◆2012年版防災・減災ガイド。

地震と言えば、避難訓練というのがつきものだが、なぎさでは、「地震➡籠城」という方針を打ち出しました。避難所への避難をしないことを選択したのだ。それは避難所の収容能力がないため、なぎさの住民が入れない。入れたとしても、プライバシーのない空間での不自由な暮らしが待ち受けています。停電でエレベータが停止している状況で、高齢者が階段で降りて、近隣の学校に行くということ自体が現実的ではなかったのです。なぎさは旧耐震の建築物であるが、耐震診断の結果、新耐震と同等の強度があり、継続居住が可能なことが確認できましたた。 そこで、防災・減災ガイドは、「安全確保=家具転倒防止対策」と「安否確認」にテーマを絞って作成しました。

安全確保については、地震発生時の自分の身を守る具体的な行動、その後の周囲の安全確認等、時系列順にやるべきことをわかりやすい表現で記載した。平日日中の発災時、少ない人員でも安否確認がスムーズに行えるよう「無事です!シート」を作成し、ガイドにもその使用法の説明を掲載しました。

さらに災害時に避けて通れない「トイレ問題」にも紙面を割いた。特に、簡易トイレに関しては、マンション敷地内のスーパーで購入できる商品(45ℓゴミ袋、ペット用シーツ)を使って簡易トイレを作る方法の紹介し、防災訓練では実演による説明も行いました。


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