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執筆者の写真anzenmanshonproject

【防災訓練レポート】なぎさニュータウン

更新日:2月4日

 都内屈指の規模が大きい「なぎさニュータウンの防災訓練」。管理組合・自治会・防災会が連携し、安否確認訓練をはじめとしてAED訓練や初期消火訓練、炊き出し訓練と、多くの住民が参加して、毎年実施されています。大規模震災への対策に有効な方法だと思いますので、みなさんに取り組みの一部をご紹介します。

 大規模震災時にマンションで必要な対応が取れるために、あなたのマンションでも、防災訓練を実施しませんか。また、協議会加盟の皆さんにはなぎさ防災会の訓練視察を行っていますので事務局までお声がけください。


受付開始

参加者(管理組合理事・代議員、自治会役員・フロア幹事、防災会員)は、まず管理棟ホールで受付を行います。

各号棟の防災担当メンバーは、集会室に集まります。























大規模地震発生時の対応を説明

発災時に何をしたら良いかが手順として決まっていることが大切です。

なぎさニュータウンの場合は、次のように発災時の初動対応(なぎさ防災システムの発動)を決めていますので、フロア担当の方に震度5弱以上の地震が発生した際の手順を説明します。


【いつ動くのか】

江戸川区内で震度5弱以上が発生したとき


【誰が、何をするのか】

全員が行うことは

①身の安全確保

②家族の安否確認

③『無事です!シート』の貼り付け

④安否確認シートの記入

⑤フロアの安否確認の声がけ


なぎさ防災システムの発動要件を説明

なぎさニュータウンには、管理組合・自治会・防災会があります。発災直後からは全員共通の対応を進めます。

発動要件の説明を受ける各号棟の担当者



安否確認の進め方

各フロアのエレベーターホールには、安否確認シートが用意されています。揺れがおさまった後、各ご家庭から代表者がホールに向かい、ご自分の家族の安否状況を「フロア用安否確認シート」に記入します。これが記入されることで、各フロアの安否確認状況を把握することができます。

安否確認シートに自宅の状況を書き込む様子


安否確認の報告

フロアごとに、1階に設置した号棟連絡所に、安否確認の集計結果を報告します。

これによって号棟ごとの安否の状況を把握します。

フロアの主計結果を届けるフロア担当者から報告を受ける号棟担当


号棟ごとにまとめる

号棟で各フロアの報告内容を確認します。号棟全体の集計が用意できたら、本部へ報告します。




炊き出しの訓練

被災時に住民への炊き出しができるよう、一度に100食のご飯が炊ける大型炊飯器(レスキューキッチン)を備えいます。訓練では、使い方を説明し、実際に使ってカレーライスを配ります。

レスキューキッチンの説明を受ける女性防災会員


AED訓練

葛西消防団に来ていただき、AEDの操作方法の説明を受け、実際に体験します。



大規模集合住宅ならではの体制

1号棟から7号等までなぎさ防災システムを支える住民のみなさんが集まります。



なぎさ防災会の皆さん

団結力を示すなぎさ防災会の半纏姿。

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